今回は、Windowsローカル環境にコマンダー(cmder)をインストールし環境を設定する方法を紹介します。
◆動作検証環境
・コマンダー(cmder):1.3.18
コマンダー(cmder)をインストールする
以下のサイトよりインストールします。今回はフルバージョンを選択します。
https://cmder.net/
次にダウンロードしたZIPファイルを解凍します。
解凍が完了したら、exeファイルをCドライブへ移動し、起動します。
コマンダーが起動し、コンソール画面が表示されます。
WSL2をインストールする
Microsoft storeでubuntuを検索し、ubuntu20.04LTSをインストールします。
ダウンロードが完了しましたら、PowerShellを管理者権限で以下のコマンドを実行します。
コマンド実行後インストールが開始します。
次に先ほどマイクロソフトストアからインストールしたUbuntuを開きます。
そうするとUbuntuのコンソールが起動します。
以下のエラーが発生しているので対応します。
1 2 3 4 5 | WslRegisterDistribution failed with error: 0x8007019e The Windows Subsystem for Linux optional component is not enabled. Please enable it and try again. See https://aka.ms/wslinstall for details. |
https://aka.ms/wslinstallへアクセスすると、以前のバージョンの WSL の手動インストール手順が紹介されているので、こちらの手順に従って行います。参考)https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/wsl/install-manual
手順 1 – Linux 用 Windows サブシステムを有効にする
1 2 3 | dism.exe /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Windows-Subsystem-Linux /all /norestart |
手順 3: 仮想マシンの機能を有効にする
1 2 3 | dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart |
手順 4 – Linux カーネル更新プログラム パッケージをダウンロードする
以下のリンクをクリックしたパッケージをダウンロードします。
ダウンロード後にパッケージを実行します。
手順 5 – WSL 2 を既定のバージョンとして設定する
新しい Linux ディストリビューションをインストールする際の既定のバージョンとして WSL 2 を設定します。
1 2 3 | wsl --set-default-version 2 |
以下のような表示となる場合は、オプションを指定してインストールを実行します。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 | Copyright (c) Microsoft Corporation. All rights reserved. 使用法: wsl.exe [引数] 引数: --install <Options> Windows Subsystem for Linux の機能をインストールします。オプションが指定されていない場合は、 既定のディストリビューションと共に、推奨される機能がインストールされます。 既定のディストリビューションおよびその他の有効な配布物の一覧を表示するには、 'wsl --list --online' を使用してください。 オプション: --distribution, -d [Argument] ダウンロードしてインストールするディストリビューションを名前で指定します。 引数: 有効なディストリビューション名 (大文字と小文字は区別されません)。 例: wsl --install -d Ubuntu wsl --install --distribution Debian --list, -l [Options] ディストリビューションを一覧表示します。 オプション: --online, -o 'wsl --install' を使用してインストールするために使用できるディストリビューションの一覧を表示します。 --help 使用方法に関する情報を表示します |
これまでの設定後、再度Ubuntuを起動します。
同様のエラーが出る際は、Windowを再起動します。
再起動後、自動的にUbuntuのインストール画面が表示されます。
インストールの終了後、ユーザー名、パスワードを設定します。
こちらの設定が終了すると、Ubuntuが利用できます。