サーバー会社によっては、指定のOSをインストールする際に、ユーザーネーム、パスワード、パーティションなどの初期設定を行ったうえで、利用を開始できる形式も多いですが、今回解説するUbuntu20.04など、比較的リリースが新しいバージョンはOSインストール後に、初期設定が必要な場合が多いです。
この記事では、さくらのVPS サーバー利用時を例に、Ubuntu20.04のVNCコンソールでの初期設定(ユーザーネーム、パスワード、パーティション)の方法を紹介します。
下記の開発環境で動作を確認しています。
・さくらVPSサーバー:メモリ 512M, ストレージ:SSD 25GB, CPU:1コア
・OS:Ubuntu 20.04 amd64
Ubuntu20.04のカスタムインストール
さくらVPSサイトのコントロールパネルより、対象のサーバーを選択し、[各種設定]→[OSインストール]と進みます(すでに他のOSをインストールしている場合でも上書きする形で新しいOSがインストールされます)
詳しい内容はさくらのVPS のサイトにて確認してください。
カスタムOSインストールを選択し、対象のOS(今回はUbuntu 20.04 amd64)を選択します。
これでインストールが始まります。
この後に、VNCコンソールにて初期設定を行いますが、その前にVNCコンソールキー配列の設定を確認しましょう。
[各種設定]→[サーバ情報編集]とし、サーバ情報編集画面で、VNCコンソールキー配列を自分の環境に合わせて設定しておきます(Ja / en-us)。
Ubuntu20.04インストール後のVNCコンソールによる初期設定
[コンソール]→[VNCコンソール]を選択します。コンソール画面が立ち上がります。
まず、ユーザーネームの登録を行いますが、入力する前にキーボードの「I」キーを押し、Inset modeに切り替えます。
右下に「Insert mode」の表示が出ます。
ユーザーネームを入力して、<Continue>を選択。
カーソル移動はTABキーにて行います。
もう一度、ユーザーネームの登録画面となります。
この画面では、ターミナルからサーバーへログインする際の、ユーザーネームの登録となります。
続いて、パスワードの入力。
確認用含めて、2回入力します。
続いて、パーティションの設定。
特別な理由がない場合は、[Guided -use entire disk]の利用がおすすめです。
使用するディスクを確認
最後にパーティション設定の確認<Yes>を選択すると、インストールが開始します。
しばらくすると、インストールが終了し<Continue>を選択すると、VNCコンソールの接続が切れます。
これで、ローカルのターミナルから、接続することができます。
1 2 3 | $ ssh username@000.000.00.00 |
ユーザーネーム登録した、名前とIPアドレスを指定しログインし、セキュリティー設定を行います。