【TradingView】Pinescriptで平均足スムーズドのインジケーター作成

この記事では、TradingView内のPinescriptで平均足スムーズドのインジケーターを作成する方法を解説します。

以下の記事で紹介した、マルチタイムフレームのボリンジャーバンドインジケーターと一緒に利用できるように、チャートの作成後、売買のサインとして陽線、陰線どちらかが3本続けて連続した際にアラートを発火させるようにします。

 

 

平均足スムーズドは

 第1段階:4本値から移動平均化した4本値を算出してさらに平均足化する
第2段階:第1段階の4本値をさらに移動平均化して4本値を算出
というように2段階の平均化を行います。
平均化の方法として、代表的なものとして以下の方法があります。
  • 単純移動平均線(SMA=Simple MA)
  • 指数平滑移動平均(EMA=Exponential MA)
  • 平滑移動平均線(SMMA=Smoothed MA)
  • 線形加重移動平均線(LWMA=Liner Weighted MA)

 

今回は、

第1段階:

期間6で平滑移動平均線(SMMA=Smoothed MA)

 

第2段階:

期間2、ウェイト6で、線形加重移動平均線(LWMA=Liner Weighted MA)

 

を使用します。

 

平滑移動平均化(SMMA=Smoothed MA)を用いた平均足化

 

SMMAを使用するための関数は、Pinescriptには用意されてませんが、デフォルトのインジケーターより選択する事ができるので、そちらのコードを基に作成します。

基コードは以下の通りです。

 

初め値、終値、高値、安値に対応するために以下のようにします。

 

 

線形加重移動平均線(LWMA=Liner Weighted MA)を用いた平均足化

 

LWMAもPinescriptのデフォルトの関数に含まれていないですが、デフォルトのインジケーターより選択できるので、そちらをベースとします。

 

以下のように編集します。

 

 

キャンドルで表示する

 

キャンドルで表示しますが、ひげは平均足ではなく加工を行っていない、値のものを使用します。

 

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エントリーサイン用のアラートを作成する

 

今回は、陽線、陰線が反対の足から変わってから3本連続して現れたときを条件とします。

条件と、alertの作成は以下の通りです。

 

以上、TradingView内のPinescriptで平均足スムーズドのインジケーターを作成する方法を解説しました。