この記事では、NginxのWEBサーバーでGoogleAdsenseのads.txt ファイルの対応方法(設置ファイルの権限の変更)について紹介しています。
◆動作検証環境
・OS:Ubuntu 20.04 LTS(Focal Fossa) amd64
・Nginx:1.18.0
GoogleAdsenseの審査が通ると、Adsenseのサイトを開いた際に以下のメッセージが表示されます。
要注意 – 収益に重大な影響が出ないよう、ads.txt ファイルの問題を修正してください。
今すぐ修正する→ダウンロードで入手できるads.txtファイルを対象サイトのルートディレクトリに設置すれば、このメッセージがなくなりますが、WEBサーバーの設定によっては、対象ファイルへの書き込み権限がなく、ファイルをアップロードできません。
例えば、FileZillaを利用の場合は、下記のようにエラーがでます。
対象ファイルの権限確認
対象のサイトのルートディレクトリの権限を確認します。
今回は、/var/www/wordpress の場合で紹介しています。
cd コマンドで/var/www へ移動し、sudo ls -la コマンドを行います。
私の環境では以下のように表示されます。
今回対象になるファイルは、wordpressで権限は、drwxr-xr-x となっており、ファイルをアップロードした際のエラーのとおりで書き込みの権限はありません。
対象ファイルの権限の変更
今回、目的をする作業を実行するために、対象ファイルの権限を変更します。
以下のコマンドを行い、書き込みも可能な設定とします。
sudo chmod 777 wordpress
権限を変更した後は、Nginxを再起動します。
sudo systemctl restart nginx
もう一度、sudo ls -la コマンドで確認すると、以下のように表示されていると思います。
変更後に、ファイルのアップロードを行うと、エラーなく設置できるはずです。
念ため、URLにads.txtを記入しsample.com/ads.txt 、ブラウザで表示を確認します。
ファイルのアップロードが完了した後は、対象ファイルの権限を元の設定に戻し、再起動を行います。
sudo chmod 755 wordpress
以上、NginxのWEBサーバーでGoogleAdsenseのads.txt ファイルの対応方法(設置ファイルの権限の変更)について解説しました。